「Fluid Compute」、Vercelが提供開始

Next.jsなどを開発しているVercelが、従来のサーバレスの利点を備えつつ、さらに高効率で高速な「Fluid Compute」の提供を開始しています。

Fluid Computeは 「サーバーのパワーをサーバーレスの形で提供する」 ことを掲げた新しい実行インフラで、1つのコンテナのインスタンスにおいて複数の関数のコードを実行できるようにしています。

インスタンスの前に関数をスケーリングすることで、利用可能な計算時間を最大化し、長時間実行タスクやAI推論のための計算リソース量とリソース効率を最適化します。

サーバーの効率性とサーバーレスの柔軟性を組み合わせた新しいコンピューティングモデルである​「Fluid Compute」は、API、ストリーミング、AIなどのリアルタイムで動的なワークロードに適しており、リソースは必要なときにのみ起動し、不要なアイドル時間を削減し、トラフィックの変動に応じて、即座にスケールアップやスケールダウンが可能となっています。

VercelのCEOであるGuillermo Rauch氏は、Fluid Computeをサーバーレスコンピューティングの自然な進化形と位置付けており、さらに、Fluid Computeは、複数のワークロードを同時に処理し、レイテンシを削減し、リソース利用を最適化することで、AI駆動のサービスにおけるスケーラビリティと効率性を向上させます。

Fluid Computeは、Vercelのサーバレス機能「Vercel Functions」ですべてのユーザーに提供されています。

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